ヤマハパシフィカは初心者向けか?USAの評価・レビュー

香川」と言えば「うどん

牛丼」と言えば「吉野家

そして、「ヤマハ」と言えば「パシフィカ」。

ギターの形やブランド名から連想する者はそれぞれあると思うが、やはりヤマハと言えばパシフィカの印象が非常に強い。カシオペアのギタリスト野呂氏のシグネイチャーモデルである「IN-1」も個人的には相当インパクトがデカいと感じるが、ギター初心者の方から上級者の方まで楽器屋に行けば嫌と言う程あの”パシフィカ”を目にするだろう。

SELDERやフォトジェニック・プレイテックを初心者の方々は手ごろさから選択する傾向が強いが、あれはギターではなく”音が鳴る木材”と捉えて良いだろう。中には当たりも存在しているが、そのように罵られるほど全体的に作りが荒い。

では、楽器屋で「初心者向け」といったキャッチでよく売られているパシフィカは上記のようなすぐに使えなくなってしまうような脆弱なギターなのだろうか?

今回は、ヤマハパシフィカ(YAMAHA PACIFICA)は初心者向けなのか…といった内容でお伝えしていく。現状リリースされているパシフィカシリーズ全種類に関しても簡単に触れていこう。

また、筆者が所有しているパシフィカUSA2の音・評価・レビューも記載しておく。

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ヤマハパシフィカは初心者向けなのか?

ヤマハパシフィカは初心者向けという枠に収まりきらない程スペックが高い。

コスパの面から言えば数あるギターブランドの中で最強クラスの一本であることに間違いない。もちろん、”パシフィカ”と言っても数種類シリーズが存在してるのでそれぞれ性能は変わってくるが。

では、具体的にどういった部分が優れているのか説明していく。

  • 弾きやすさ
  • コスパの高さ
  • アフターサービス

まずはサウンド面から見ていこう。

パシフィカシリーズの殆どのPUはフロント・センターにシングル。リアにハムを積んでいる。

フロント・センター共にアルニコV。リアのハムもアルニコVだ。

112シリーズを初めとして、ほとんどのパシフィカは上記の組み合わせとなっている。最近リリースされているシリーズは何となく現代寄りになってパシフィカっぽさが薄れてきている気もするが、デザイン・サウンド面からよりユーザーが好みの一本を選びやすくなったと捉えて良いだろう。

PACIFICA611に関しては、ダンカン製のP-90、カスタム5。

PACIFICA510は Trembucker P-Rails。

公式HPでもゴリ押しされているPACIFICA311はP-90、アルニコVのハム。これの見た目に関してはパシフィカっぽさは感じられない。

ベーシックモデルである112は、初心者用のギターと言われることが多いが多くの方が憧れている某ブランドと比べてもポテンシャルは劣っていない。

さて、ピックアップに関しては大体こんな感じだが、パシフィカのボディ材に使われているほとんどがアルダー。1611MSはアッシュが使われている。個体差はあるが、重量は比較的軽い方だろう。

弾きやすさ

前述したように、女性でも扱いやすい重量。ネックも太過ぎず、薄すぎない。

取り回しが良いのはもちろんだが、エフェクトも素直に乗ってくれる。

完全にオールジャンル網羅できるとまではいかないが、ジャズからハードロックまで音づくりをすることが可能だ。

ストラトではちょっと厳しい歪みも、パシフィカであれば作る事が出来る。”痒いところに手が届く”…このギターを持っている方であればそう感じた経験があるのではないだろうか。

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コスパの高さ

ご存知の通り、パシフィカはかなりお手頃価格だ。マジ物の初心者セットに比べるとちょっと高いようにも感じるが、この価格でよくここまでまとめ上げたと評価すべきだろう。

価格帯はベーシックモデルからハイエンドモデルまであるためピンキリだ。

  • 112シリーズ→37000円
  • 212シリーズ→42000円
  • 311→47000円
  • 510→59000円
  • 611シリーズ→71000~74000円
  • 1611→220000円

アフターサービス

パシフィカは初心者だけのために作られたモデルではない。しかし、初めてギターを購入する方にも安心のアフターケアが付いている。

故障してしまった時に、お近くのヤマハにギターを持っていけば修理を受けることが出来る。その際に保証書が必要になるので、分かりやすい場所に保存しておこう。

パシフィカUSAのレビュー

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さて次は筆者が所有しているパシフィカUSA2のレビューをしていく。

筆者が購入したパシフィカUSA2は中古だ。ネット上で知り合った方から10万程で譲って頂いた品だ。その方が、1990年代に新品で購入した物でワンオーナー品である。

元々レコーディングメインで使っていたということもあり、大きな傷も無く非常に美しい状態の一本だった。ブリッジやピックアップ周りに緑青が見られるが、磨けば綺麗になるレベル。

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まずは、ネックを持った感想だが、想像していたよりも厚みがある。以前筆者が持っていたパシフィカも90年代の物だったが、USA2に比べるとネックはもっと薄かった。しかし、厚みがあるからと言って弾きにくい訳ではない。

第一印象がネックだったわけだが、恐らくボディよりもネックの方が重い。これは使われている木の密度がギッチリしているから…という可能性もあるが、USA2にデフォルトで装備されているロックペグが影響しているのだろう。

簡単に迅速に弦交換が出来るというメリットは魅力的だが、今後ライブ等で使用する際に不満に感じた場合は、通常のペグに替えてしまっても良いかもしれない。

 

サウンド面に関しては予想通り素晴らしい。

Youtube等でパシフィカUSAのサウンドを調べても中々出てこないので、使用しているアーティストのギターサウンドを聞く他無かったわけだ。ユニコーンの手島氏がちょうどUSAカスタムを使っているため、何度も何度も確認していた。

そして、直接譲って下さる方の元へUSA2を試奏しに行った。前オーナーが話してくれていたように、レコーディングで使いたくなる理由が分かる。

時間を忘れていつまでも弾いてしまうほど素直なサウンド。幅広い音作りが可能だ。

取り回しも良く、しっくりくるサイズ感。

時間が出来た時に、ついつい触りたくなる魅力的なルックス。

もはや、素晴らしいとしか言いようがない。

後々フレットすり合わせとネックの調整に行こうと思っているが、十数年使われてきてポテンシャルが殆ど落ちていないという点も驚きだ。

現在は非常に球数が少なくプレミアまでも付いてしまっているが、お目にかかった時はぜひ購入を検討を。筆者が言うまでも無いと思うが、パシフィカUSAはそこまでオススメできる一本だ。

もちろん、ヴィンテージではなく、現在リリースされているモデルも価格以上の価値を持っている。

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                  この記事を書いた人

このブログの管理者およびテンガ戦士です。 機材や好きなバンドについて綴っています。

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